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「復習」のしかた

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 すでに9月に入りました。いよいよ受験生の目つきが変わる時期です。これまでの指導経験から、目の焦点が合い力を持つようになると、その受験生は成功する可能性が高いです。反対に、授業中でも演習中でも自習時でも、薄い目をしていたり視線が泳いでいたりする生徒は伸びていきません。こちらは断言できます。特に、問いかけられて視線がたじろぐ生徒は、解答するにあたって自分の中に持っているべき知識そのものが不足しているので、自信が持てません。メンタルレベルではなく、本当に知識を獲得した経験が足りないから、「もっと自信をもってやりなさい!」という助言は役に立ちません。このような状態の生徒にこそ必要なのは、復習重視の勉強です。
 
 
 
 
たとえば数学の復習であれば、解いているさなかの体感として「この解法でいいのか不安」や「計算が複雑!」という感触が比較的はっきり残ります。数学の復習は、その怖かったところを後追いしていくのがやりやすいでしょう。
 
 
 
 
ところが英語となると、まがりなりにも何か自分で書けてしまう。その書けたものが急に愛すべき自己の分身となり、冷徹に見直しができなくなってしまいます。和訳でも説明問題でも、もちろん自由英作文でも。「どこが悪いのかわからない」はまだまし。「どこか悪いところ、ある?(こんなにがんばって書いたんだから!)」と思ってしまう。
 
 
 
 
大学受験において、努力点はありません。実際に合格した生徒の復元答案を見ても、英文解釈・和訳・作文で「すべてダメ」という答案よりも、少しずつ少しずつミスしている答案の方が圧倒的に多いのです。入試当日にミスしていても合格できる人がいるのは、日ごろからミスを見つけよう・なくそうとしていたから。逆説的に聞こえるかもしれませんが、自分のたどった道をもう一度確かめて出来ていること・出来ていないことを明確にするというのが、勉強のしかたの第一歩なのです。
 
 
 
 自分ががんばって書いたんだから評価してくれてもいいはず、、、この考えはまさに独りよがり。完全に正しい答えが英語や国語で存在しにくいからこそ、自分の未熟な答案にひそんでいる怪しさを排除していく。復習というのは、正答を知ることではなく、自分の答案に欠けているものを探し出すことです。
 
 
 
 
自分可愛さゆえの甘ちゃんなメンタルを、変えていきましょうね。

 

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