自由英作文から逃げられない時代

受験生と、受験生を支える人を応援してます

医学部受験。専門の塾・予備校に行くか?

f:id:happy_money:20180624164947j:plain

現役生の医学部志望者とその保護者のなかで、夏期講習をどうしようか考えている人はいませんか?大手総合予備校か?医学部専門の塾・予備校か?

今回は医学部志望の現役受験生が、どこの講習を受けるべきかについて考えたいと思います。

 

結論。

「大手総合予備校に行く」

これが正解です。

 

ではその理由。たっぷり読んでください!

 

  1. 医学部のみならず大学受験で勝負するのに必要なレベルを体感できる。他者にまじって授業を受け、他者の出来を知り、客観の視点をもつことが大切です。医学部専門の塾・予備校は完全個別を謳うところが多いですが、自分の弱点補強をすることと受験で強く勝負できることがイコールでないということを、受験生は早く実感するべきです。ここを勘違いすると「数学を極めなければ医学部合格はない」とかなんとかいって数学マニアになり、ほかの教科に手が回らずさらに医学部合格から遠ざかります。弱点補強をしたうえで、さらにどこまで到達していく必要があるのか、または何を捨てるべきなのかを理解しよう。
  2. 医学部専門の塾・予備校の講師の質が担保されていない。コトバをあえて選ばずに、強インパクトな表現をするなら、講師業界の中でも彼らは「野良講師」。これまでに多くの講師を見てきましたが、医学部専門でやっている講師の力量は明らかに大手総合予備校所属の講師のそれより劣ります。英語であればいまだにネクステを、数学であれば十年一日のごとく、改訂も何のそので各色チャートを個別授業の教材にしていたりします。市販の自習用教材の問題に対して答えを示し解説するなんていうのは、果たして彼らのセールスポイントとする「プロ講師」のすることなのでしょうか?大学受験で勝負できる生徒を育てるためには、自力でネクステやチャートが解ける学力を、それ以外の教材や独自プリントを用いた授業実施を通じて身につけさせなくてはいけないのに、それができないのか・・・。完全に指導力不足なんです。医学部専門の塾・予備校講師が「国立記述対策ができない」ことも有名なファクトですしね。概して医学部専門の塾・予備校は授業料が高価ですが、その金額に見合う質の講師はいないといってよいでしょう。
  3. 大手総合予備校の講師は、その予備校の看板に集まってくる生徒を教室内で管理し、合格・不合格が分かれるポイントを明確にした授業をし続けなくてはならない。完全個別で自分だけの世界に浸っている講師と生徒は、この合否を分ける知識・解法・解釈を知り得ません。自分の出来不出来しか分からないので、ほかの受験生がどこまでできてどこでつまづいているのか見えません。周囲が見えないのでしぜん完全主義に陥りやすく、多浪体質に変わっていきます。医学部専門の塾・予備校が多浪を作るのか、それとも多浪体質に染まってしまった人間を引き寄せるのか・・・現役生が仮に夏だけでも足を踏み入れるトコロではないでしょう。

 

なぜ世の中に医学部専門の塾や予備校があるのでしょうか?ニーズは、相当な学力不振の子女をもつ医師家庭にあります。

   子女に医師になってもらいたい・

   医業を継いでもらいたい

           ↓

   しかし子女の学力が底辺にちかく、

   とても大手の塾や予備校の医学部

   コースには入れない。そもそも理系

   として苦しいレベル。

           ↓

   子女本人にとってもほかの生徒と

   比較される塾・予備校は辛い。

           ↓

   親にお金はあるので、複数年浪人を

   承知のうえで医学部専門に入る。

   完全個別だから親も「うちの子を見て

   くれている」と謎の安心感が買える。

 

 

 

こういうサイクルですね。

さらに、親にコネクションがあれば学力次第でAO合格が可能。これが「医学部受験にまつわる情報量が豊富」というフレーズのカラクリです。

読み替え感が半端ない!

ご自身がこのケースであれば何の迷いもなくどうぞ。

 

競争のなかでしっかり勉強し大学合格を目指すことは、耐えるに値する貴重な経験。

以上、夏の講習についてお考えの方に、参考になれば幸いです。

 

 

 

ブログ村 英語ライティング にほんブログ村 英語ブログ 英語ライティングへ
にほんブログ村

記述模試の自由英作文 書いてみた・2

 

 

f:id:happy_money:20180618175129j:plain

 

 

 

 

f:id:happy_money:20180618175346j:plain


前回から間が空いてしまいました。ひきつづき、先月実施された記述模試の自由英作文について書いてみたいと思います。出題内容は上の画像です。見づらかったらごめんなさい。

さて、「一連の出来事を50語程度の英語で説明」とありますが極端に単純なことだけしか書かないと、語数が不足しそうです。増やすより減らす方が楽なので、英語でいきなり書き出す前に、全体ストーリーを着地点まで作り込みましょう。
よく、起承転結の「起」を思いついただけの時点で英語で書き始める人がいますがこれはNG。書き始めればなんとかなる、と思うのかな?
でも、ほぼほぼなんとかなりませんよ!

すっごく単純にストーリーを作ると、「朝は天気がいいが午後・夕方には寒くなり、上着が必要になることがある」ですが、きっと語数が足りなくなります。
こういう場合、一般論から書き始めるのがコツです。
「一般的には~~だがしかし・・・」と展開すると、十分な肉付けになります。解答例は以下の通り。

 We usually decide what to wear according to weather in the morning. However, it is not rare that it feels nice and warm in the morning but later, in the evening, it chages drastically and so eventually we feel cold enough to need an overcoat or a jacket.

ポイントは以下の通り。
○冒頭の We usually は Most of us tend to と増やすのもアリです。
○「何を着ていくか→何を着るべきか」は不定詞で習う超定番表現ですね。増やして what we should wear としてもよいのですが人称代名詞や助動詞に注意して使いましょう。
○暑い・寒いをあらわすには代名詞 it を使う。中学レベルの知識。
○drastically (ガラッと)や eventually(結果的に)といった副詞を適切に使えるようになると語数調整だけでなく、言いたいことが明確に伝わりやすくなります。
○ものごとの帰結・展開を述べていくのに、接続詞 and を連続して使う人がいますが、それは英語運用力の不足を露呈するだけなので工夫してください。ここでは「午後には寒くなってその結果上着が必要になる」を「上着が必要になるくらい寒くなる」と読みかえて enough to を使いました。文法問題だけにしか通用しない知識は無意味でーす!

 

そろそろ夏期講習を考え始めるころですね。
現役生は、どんな塾・予備校がよいのか悩むかもしれません。
次回はちょっと英作文から離れて、大手の総合予備校がよいのか?はたまた医学部受験など専門の塾・予備校がよいのか?について考えてみます。保護者の方にも参考になる記事にしたいと思います!

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語ライティングへ
にほんブログ村

記述模試の英作文 書いてみた・1

f:id:happy_money:20180528104628j:plain

先日実施の全国模試(記述)で出題された、下線部和訳の英作文問題について考えてみました。とうぜん、受験生自身が作った答案とは異なりますが「ここがひっかけ!」「ここで部分点の有無が分かれる!」ところを見て、復習してもらいたいと思います。

実際の出題は以下です。
(1)天才的な記憶力を持つ人でもない限り、英語の単語やフレーズを覚えるのは簡単なことではない。 これが最善という方法はなく、あれこれやってみながら自分に合った覚え方を見つけるしかないのだろう。いろいろな本を読みながら語句を覚えていくのは1つのやり方である。(2)ただ、行間に辞書で調べた意味を書き込むのは得策ではないと思う。読み直すときに書き込んだ日本語に目が行ってしまうからだ。少なくとも余白に書き込んで、再読する時は余白を見ずに意味を思い出そうとするのがよいだろう。




作ってみた解答がこちら。
(1)With a tremendous memory, it would be easy to remember words and pharases of the English language.

該当部分を、思い切って仮定法に読み替えました。つまり「Aを持っていなければ」を「まあまずあり得ないけど、Aがあれば」と読み替えました。こうすると前半部分は節にしなくても、すっきりと句で作れます。
主節部分は中学レベルの構文です。「英語の単語やフレーズ」はEnglish words and pharasesでも通じそうですが、English(英語という言語)がwords にも pharases にも係っているのが明確に読み手(=採点者)に通じるよう・・・言い換えると自分はそこまで気を配って答案を作っているのだとひそかに見せ場を作れるように、「英語」の正式表記である the English languageを後ろに回しました。


(2)However, it doesnt seem good to write down the meanings which you look up in the dictionary into the lines.

日本語には「ただ、」とありますがむろんこれは逆接に読みましょう。逆接と聞いてすぐにBut を思いつく人は、日本語の接続詞との用法の違いを同時に思い出してください。Butは等位接続詞ですから節と節を結びます。すなわち、うっかり等位接続詞Butの直後にカンマを打ってはいけません。But, SV...はアウトだというセンサーを埋め込みましょう。

日本語で「~ではないと思う」とありますがこれは、定番のひっかけポイントですね。主語を何にするのかという問題もありますが、まずはひっかけを回避して、中学レベル構文を使いながらあっさり第二文型で作りました。

そしてwrite downの目的語のthe meaningsに対して、直後に関係代名詞節を置きました。このwhichは目的格ですし省略可です。でも、ちょっと目的語部分が、副詞句 into the lines に比べると長すぎる気がしますね・・・


というわけで、(2)の解答は次も考えてみました。
2’)However, I don't think it is good to write down the meanings in the lines which you look up in the dictionary.

ひっかけポイントをしっかり見透かして、I think 否定文を回避し、I don't think 肯定文にしました。I think it isn't good to write down...としてしまった人は、I think 否定文はアウトだと肝に銘じましょう。
さらに、先ほどの答案で少し位置関係が気になったところを変えました。write downの目的語であるthe meaningsの直後に関係代名詞を置くのをやめて、副詞句in the linesを先にもってきました。これにより、「意味を・行間に・書きこむ」のコア情報がぱっとつかめます。そしてこうすることで、先行詞 the meanings と関係代名詞節が離れてしまうので、関係代名詞節が hte meanings を修飾していることをより明確に読み手(=採点者)にわからせるため、目的格whichではありますが省略しません。

 

次回は同じ全国模試で出題された自由英作文について作ってみます。とうぜん、十人十色の答案ができますので暗記しても無意味ですが、着想や構想の立て方・語数の増減法について書いていきます。

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語ライティングへ
にほんブログ村