「航空機の事故は連続する」
というのを聞いたことが
ありますが、無防備な歩行者を
巻き込む自動車事故も
たて続けに報道されています。
九州大学2019年度入試(前期)
では、自転車と歩行者の
衝突事故について抑止策を
考えさせる出題がありました。
受験者が、自分が思う抑止策を
50語程度の英語で述べることが
求められています。
50語程度とありそこまで
ボリュームがないので、
抑止策を1つ挙げたうえで
期待される効果を述べ、
最後のシメは
「しかしどんなに厳しい
ルールや罰則(penalties)を
設けても、注意深くあることが
何よりも大切だ。」
と置けばよいでしょう。
今後、他大学で類似の出題が
なされて100語程度で書くよう
求められたとしても
「抑止策+効果」を2セット
ないし3セット用意し、
最後のシメで無事に着地
できます。
書くにあたり、抑止策として
自転車運転中は、
自動車運転中と同様、
周囲の情報にいちはやく
気付くために
イヤホン装着とスマホや
ドリンクなど何かを手に持つ
のを禁止することを
挙げました。
それにより周囲の安全に
配慮しとっさの場合にも両手で
ハンドルを操作し危険を
回避できることが
期待できます。
Banning cyclists from
wearing earphones and
carrying something in the
hand will prevent terrible
accidents in which
pedestrians are involved.
By this cyclists can be
always careful about the
circumstances, and
in an emergency cyclists
can avoid danger. But
however strict rules and
penalties we might
enforce, nothing is more
important than consideration
to others.
banの語法に注意。
「人に~することを禁じる」は
ban O(人)from ~ingとなります。
「とっさの場合」は
in an emergencyです。
「緊急事態に」という意味で
なら知っていたかも
しれませんが、
日本語を日本語で読み替える
という語学力も必要です。
ここは
「どんなに厳しい規則や罰則を
施行しても」です。
enforce O(規則など)は
「人や団体がO(規則など)を
(他者に対して)守らせる・
課す」です。
第4文型にしないよう
注意しましょう。
大学に合格したい人に
選ばれる英作文添削サービスです。http://poweryourwriting.net/