以下は既報。新規の記事は後方にあります!
今回は久しぶりの更新となります。
教育関連産業は、夏・冬が繁忙期なので更新が遅れておりました。
東京医科大学の大学側の不正入試についてさらに続報が出ています。
東京医科だけに限った話でないのは確実で、金沢医科大のAO入試においては大学病院勤務医の子女それぞれに対して学力試験の合格ボーダーが事前に提示されています。子女が何浪かは関係なく、親の大学中枢に対する距離で6割や7割と、各子女に「割り当て」られます。本人たちもその合格ボーダーは知らされていて、「割り当て」られたボーダーに達するべく、メディカルラボといった完全個別を謳う医専予備校で勉強し、クリアできれば面接はほぼ顔パスで合格・進学へ・・・という流れです。ちなみに合格発表日より前に本人には親経由で合格が伝えられます。
メディカルラボあたりはこういうのを「医学部受験情報」と呼んでいるのでしょうね。
大手予備校などで発表される合格ボーダーとは異なる数値目標なので、そりゃ一般の大手予備校なんて行けませんよね・・・ひそかに完全個別でやらないと「あの人、全然出来ないのになぜ?」と周囲から疑惑を招いてしまいますものね・・・
以前からこの金沢医科大は胡散臭く、医学部のみならず、親が医師である看護学部受験者に対しても「面接の評価よくしといたよ」などと合格発表前に親経由で伝えられることも明らかになっています。この医科大内部も医専予備校も、相当タガがゆるんでいますね・・・そのズレが一種の「選民思想」を形成してしまっているのでしょうね。
【以降は新規追加】
AO入試は北陸3県出身者への加点があると報道されています。当然のことながら、このAO入試合格者27名の大半が、北陸出身者しかも医師家庭の子女です。
このAO入試は、
下位学力層が医学部合格するための
「抜け道」かつ「親の開業医を継ぐための資格取得」
に使われています。
地域医療の充実につながっていません。
開業医の世襲につかわれているだけです。
さらに、金沢医科大学には後期試験があります。こちらは「まさかの」文系でも受験できる科目設定です。受験者の裾野を広げ受験料を稼ぐための設置です。そして後期試験合格者は北陸3県以外の出身者がほとんどです。
AO入試での特定地域に合格者が集中しているのを、後期試験で合格者出身地を散らして目くらましをしているのでしょうね。「全国から入学者を受け入れている公平さ」をイメージさせるために。