大学受験と自由英作文。

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I think にひそむ危険

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自由英作文にはパターンがあって、あるお題に対して賛否をたずねたり自由に受験生の思うことを書かせたりという形式が主流でしょう。しかしどんなパターンでも受験生が、以前のエントリで挙げた例のbecauseと並んでつい気安く使ってしまうのが " I think (that)~"ではないでしょうか。安心できる表現として、日本人らしい謙虚な感じを出そうとして多用している答案さえ見ます。 
この表現、直後につく構造によっては大減点を招くことがある、危険な表現だということを今回は伝えたいと思います。
 
 
 まず、I think の後に続く構造は必ず肯定文にしましょう。I think  の後続として否定文をつなぐと、「構造上のエラー」となり悪質なミスとみなされます。「軽微なエラー」では済まないのです。
 
  
I think の後続として否定文をつなげたい・・・と思った瞬間に自分のなかで分岐して、その時は I don't think +肯定文 にしましょう。
           

           大事なことなので繰り返します~~
I thinkの後続は肯定文!
I thinkの後続に否定文はダメ!つけられない!
I don't think の後続に肯定文!
 
 
そうした構造上のエラーであるとともに、あまり I think...を多用すると、いくら受験生の意見を自由に述べよといわれていても、主観的になりすぎてしまいます。毎回のことですが、自由英作文はただ指定語数を埋めればよいのではなく、その指定語数の範囲内でひとつのまとまったレポートや記事になっているのが合格答案です。流れをもち客観的な陳述や具体例が備わっているのが合格答案です。I think を多用している答案は(具体例や根拠を書く教養が乏しいこともあって)自分の思うことだけを連ねている答案です。そのような答案では採点者に評価されにくいです。

自ら落ちにいくようなことはやめましょう。

 

 

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