大学受験と自由英作文。

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単語力とは「知っている単語の数」ではない

 

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「単語力をつけるため、毎日英単語帳を見てます!」という受験生は多いと思います。しかし、英単語帳での英和一対一の単純暗記はポータル(入り口)にすぎません。市販されている英単語帳はたいてい、語数の差こそあれ含まれている単語の種類に大きな違いはありませんが、その英単語帳が狙いとしているレベルは明確に設定してあると思われるので、基本~標準レベルの単語帳を一冊やって「だいたい頭に入った」となればつぎは標準~難関レベルの単語帳へと移行していきましょう。

 

 

「難関大とか受けないからコレ(基本~標準レベル)一冊でいいよ、お金ももったいないし」という人は、お金を惜しんでいるうえにさらに自分の可能性も狭めていることに気づきましょう。英単語帳一冊っつったって、たいがい5000円以内ですよ。けっこうコスパがいい投資です。

 

 

 

収録されている単語数に限りがあるからこそ、一冊の単語帳だけで済ませようというエコ勉強では、単語力アップは難しい。じゃあやっぱり単語力って「数」なんじゃないか!と思うでしょうが、そんな単純なハナシではありません。

 

 

 

ある程度単語数が増えたら、その時点で自由英作文の訓練を始めるべきです。

 

 

 

 

どういうことか?たとえば日本人は「〇〇力」という表現をよく使いますが、この「力」はpower一択でしょうか?英単語にはほかにも「力」に相当するものとして ability やstrenghth、force などがあります。これらの単語がどう使い分けられているのか、その違いはなにかという「単語にまつわる判断力」は単語帳からではなく自由英作文を書くことから育つのです。

 

これまで高校教育の終盤に、集中的に行われてきた感のある自由英作文の練習はもっと前倒しでなされる方がメリットが大きいです。大学入試改革を受けて、高校が変わり受験生も変わっていかないといけませんね。

 


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