夏のこの時期、受験生はその一日のほとんどを勉強時間にあてていることでしょう。一日10時間くらいかな?・・・
で、その10時間のうち全て集中しているっ!という人はいないでしょう。これはヒトとして当然。ですが、なるべく集中の度合いを高めて効率よく進めていきたいものです。
ケアレスな状態で勉強したって、身につかず、同じことを何度もしているだけかもしれない。
理解を深めるため、これと定めた問題集を周回するのはアリですが、理解・定着の段階で同じことを何周もしなくちゃいけないのはつまらないしくやしいし、苦手意識の源になってしまうかもしれない。
だからこそ、集中してひとつのことに取り組み、定着させて応用演習という次の段階にはやく進みたいのですが。。。
集中力とは、訓練して身につけるものです。自分を「集中した状態」にもっていけるコントロール力のことです。
10時間勉強していて、自分が意識的に自分を「集中した状態」にもちこめているならOK。
10時間勉強していて、全然進まずのろのろしている時間帯を経て、急に気分がノッてきてガーッと進み、疲れたので休憩→ペースダウンの時間を挟んでからまた急にいい調子になってくる・・・残念ながらこのようなスタイルは、集中状態へのセルフコントロールができていません。
「今日は〇ページ進んだから上出来!」
・・・大学受験勉強はすごろくではありません。
量も大切ですがどの程度自分の理解が深まったか、その度合いも気にして毎日を過ごしてください。
この夏で自分を集中できる状態にコントロールできるようになれば、より時間が少なくなる秋以降も上手に時間資源を使えるようになるでしょう。