センター試験の英語は廃止?→民間検定へ?というハナシは以前のエントリーで書きました。
くわえて、センター試験の数学・国語にも、出題の一部に記述式が導入されるらしいです。例題も提示されていますね。
数学を教えている講師に話を振ってみたところ、「えっセンターで記述?まあ二次の対策してれば大丈夫でしょう」となかなかに気楽な感じ・・・この人いつもこんなユルイカンジだけどさ・・・
しかし考えてみれば、この人単体だけの反応ではないんですよね。だって、理系の受験生はいつも二次試験を念頭において数学を日々勉強してるわけで・・・旧帝大とか医学科志望ならセンターレベルでピイピイ🐤言ってない。
だからセンターに記述って言われても動じない。
しかも記述式が導入されるのは数学Ⅰ、数学ⅠAらしい。
でも、私大専願で数学を使う受験生とか、文系の受験生は?
文系といっても上位校狙いであれば、(東京外語大や国際教養大は別として)二次試験に数学が必要だから、その対策も日ごろからしているだろうけど、困るのはその境界線上にいる受験生たち。
私もそうだったけど、受験校決定の際に「センターの結果がよければ」という足かせがついて回る得点層の受験生は、ほんとギリギリまで受験シミュレーションを複数考えていて、地方から大都市圏へ行くなんて場合には親と一緒に宿泊プランまで考えなくちゃいけない。んで、センターリサーチ見てからハラをくくって・・・希望する大学を受験しに行くか、地方ブロック大を受験しに行くか・・・はたまた上位私立大の受験をリアルに増やすか。
「大学に行きたい」というコを遊ばせておかないで、高校入学の時分からしっかり勉強させるつもりの文科省なんでしょうね。
その方針には大賛成
だけど、数学が苦手で文系に行ったような典型的文系生徒にとって、12月末時点でかなりの程度まで「センター+記述」の訓練を積んでおくというのはなかなかの苦労だなと、数学がとおおっっっても苦手になってしまった私は思うのです。
がんばれって、いうしかないんだけどね。
そして受験生さんたちも、がんばるしか、ないんだけどね。
文句言ってる暇あれば、概念を理解し手を動かして実践できるようになろう。それはきっと、社会に出てからも活きる。