小・中学校の教科書を全て貸与タブレットに置き換えるべきであるという意見に対して賛成か反対か、あなたの考えを英語で述べなさい。
こんなお題が2月25日に出題されたら、どうしましょう!?
いや実際、バンバンこんなん出てくるんですけど・・・今回の(後編)では、「反対」サイドで答案を作るシミュレーションをしてみましょう。デメリットを挙げていこうと思うのですが、これはあくまで例ですのでみなさんもぜひ「自分ならどう作るかな・・・」と考えてみてください!
デメリット
(1)書きこめない
→私自身がそうなんですけど、教科書に自分の考えや覚え方のコツなんかをちょっとメモしたりすると記憶に残るというか、意識にスッと入ったんですよね。学校の先生方のなかにも、「ここはこう覚えるといいよ!」とゴロ合わせなんかをいっぱい引き出しに持ってらっしゃる先生が多いでしょうから、授業中に口にされたそれを書き留めておくというのは、知識を増やすための、まちがいなく重要な手段だと思う。電子辞書でもやるように、画面上で蛍光色に塗り替えられる機能も付加されるとは思うんだけど、教科書ひいては答案に対して働きかける訓練がしづらくなるのではないかな。
(2)タブレットが悪用される/ツールとして十分な働きが制限される
→これが最大のハードルになるのではないかと。学習のため貸与されたタブレットに各種アプリを入れ、ゲームで遊ぶだけでなくさらには出会い系へとつながってしまい・・・親からするとこちらの心配の方が先に出てきそうですね。もちろん制限をかけることもできるでしょうが、そうなると調べ学習がしにくくなり単なる「デジタル読み物」「デジタルドリル問題集」になってしまうという、別の不都合も生じそうです。
メリットを挙げる際はいっぱい出てきたのですが、
デメリットは数多く挙げるというより、少なく挙げて
「その場合こうなる→こういう事態になるかもしれない→ゆえに賛成できない」
とふくらませる必要があります。
げっ面倒だな・・・と思った受験生にはここで考えを改めてもらいましょう。
このお題において、勝ち答案になりうるのはこちら、「反対」サイドですよ!
一点にしぼって考えを掘り下げていく。これこそ、大学側が望む論理力です。むしろ「モノ尽くし」で数多く挙げていくだけで掘り下げのない答案は、論理展開力ゼロ!
箇条書きとか論外!
さあ「反対」サイドでぜひ書いてみてください!80語はゆうにいけますよ!