「〇大学受験ならこうあるべきなんだ」とか「△大いくには◇(教材名)使ってちゃ間に合わないですよね」とか、結果を出す前から半可通なことを言ってはいけない。
確かに、「東大式ノートのとりかた」といった文言には魅力、パワーがあるけど、それは結果として東大合格した人がやっていた方法を集めたにすぎない。
サイドバーに自分の感想やメモを書き込む、色数を多く使わないといった、とても参考になることもあります。
しかしまず先に、浪人する人は自分の勉強に対する姿勢を改めよう。
時間をただかけているだけの人が、どんなきれいなノートをとっていても無意味だ。
自分のなかに、敗者の原因があると謙虚に考えよう。
シス単で英単語を覚えてネクステで文法を覚えればなんとかなると思う。
数学はパターンを覚えればとりあえずセンターはとれると思う。
国・社はセンター直前に集中してやればなんとかなる教科だ。
こんなことを考え出したり言い出したりした時点で、次の受験での失敗が濃厚です。「~すればなんとかなる」は自分の首をしめるタイプの楽観です。
浪人しそうなお子さんをもつ保護者の方で、前述のようなセリフを聞いたことがある方は、すみやかに親子会議を開くべきです。
お子さんが実はどんな人間なのか、どんな逃げ方をしてしまうのか。これを保護者は話し合いましょう。
受験で成功するには自己の攻略が必要です。最初からよく出来る人は、最初から自己の攻略がうまくできていて、それゆえに努力の「選択的集中」がうまくいくのだと思いますよ。